単峰反射特性を示すマイクロ波素子の表面インピーダンス測定法
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概要
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単峰反射特性を示すマイクロ波素子のうち, 金属板で裏打ちされた平面型電波吸収体とダイポールアレー構造の周波数選択素子の表面インピーダンスを, 空間反射法により近似的に測定する方法につき述べている. 前者については市販の3GHz帯ゴムフェライト系吸収体及び不織布吸収体につき, 後者については発泡スチロール基板上に銅はく片で導電性スクリーンを構成した3GHz帯, 10GHz帯及び13GHz帯, 4種類のダイポールアレーに対して複素散乱マトリクスS_<11>の周波数特性を測定し, これから計算により表面インピーダンスを求めたところ, 理論導出条件を満たす被測定対象では理論値と比較的よく一致した. この結果から, 理論的に表面インピーダンスを求めることが困難な単峰反射特性型一般マイクロ波素子に対して, この測定法の適用可能性を示すとともに, このような反射特性をもった素子に, 他の素子を付加して使用するマイクロ波装置を設計する場合に有効であることを明らかにできた.
- 1999-01-25
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