光ファイバ波長分散測定系の構成法
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概要
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光通信技術の進歩に伴い,光ファイバの伝送特性の解明はいっそう重要である.特に光通信網の普及に伴って,フィールドでの測定が必須である.本論文では,光ファイバの分散特性の測定に的を絞り,フィールドでの使用に適したベースバンド位相比較法による測定系の最適な構成法を明らかにする.最初に,測定系に要求される条件を明確にする.次に,それらの要求条件を満足するために必要な測定波長数と波長間隔をシミュレーションにより導き出す,それらの波長の光源を正弦波で変調する必要があるが,測定可能なファイバ長の増大,測定分解能の向上の観点から,複数の正弦波による変調法を提案し,その最適変調周波数の上限と下限を明確にする.これらの検討に基づいて,測定系を構成する.系の実現において,考慮すべき技術的問題点を示す.最後に,本構成系で測定したデータの一例を示し,1.3μm帯および1.55μmにおいて,分解能0.01ps/nm/km,測定確度±0.3ps/nm/kmを達成し得ることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-02-25
著者
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