高分解能光スペクトル分析システムの構成法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
半導体レーザ・光ファイバの発明以来,光通信の発展は目覚ましい.特に,高速通信においては,ベースバンド変調クロック周波数は研究レベルで数+GHz・実用化レベルで数GHzと進歩・発展している.よりいっそうの高速化を妨げる大きな要因の一つはLDの発振スペクトル広がりと光ファイバの波長分散により,伝送信号は帯域制限を受けることである.長距離化・高速化のためにはLDの発光スペクトル広がりを的確に把握することが,光通信システムを設計する上で非常に重要である.本論文では,最初に,分布帰還半導体レーザの高速変調時のスペクトル広がりやチャーピングをとらえることを前提に,高分解能光スペクトル分析システムに要求される条件を明確にする.続いて,各種測定系の比較を行い,回折格子とファブリペロ干渉計の組合せを採用し,その構成法の最適化と詳細を明らかにする.特に,回折格子とファブリペロ干渉計のタンデム構成の最適化については,本論文によって初めて明らかにされている.これらの検討に基づいて,測定系を実際に構成し,最大波長掃引幅200MHz/div,分解能100MHzを達成し得ることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-07-25
著者
関連論文
- 全MOVPE成長1.48μm歪MQW-BHLD
- C-4-12 1650nm 帯高出力 DFB-LD
- EDFA励起用1480nmレーザの高出力化
- 高分解能光スペクトル分析システムの構成法
- 光ファイバ波長分散測定系の構成法
- 解説 携帯型遠隔ガス検知器--世界で初めてのポータブルな遠隔ガス検知器
- PC-1-3 光周波数計測技術の現状と課題