保守運用稼働を含めた総コスト評価可能な加入者網の評価設計ツール
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概要
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加入者網の光化の指針を明確にするため,網の創設コスト,保守運用コストの評価ツールを検討し,その評価手順, ソフトウェアの構造を報告した.保守運用コストまで評価できるツールは,著者らの知る範囲では初めてである.本ツールでは,配線区域と適用する伝送装置,網形態を入力すれば,設備量,工事稼働,保守運用稼働およびそのコストが算出できる.プログラムは各部をモジュール化構成としたため,変更,追加等の修正も容易である.本ツールにより計算した線路の創設コストとその保守運用コストの内訳を網の特徴と比較して考察した結果,コスト構造として妥当であり,経済比較用に数値の差を議論できるツールとして,その算出手法とプログラム構造が妥当であることを示している.投資計画には,建設時に必要な初期コストと毎年必要な保守運用コストの両者が必要であり,本ツールによってこの基礎数値が得られる.従って,本ツールによって光化の具体的展開を明確にする準備が整った.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-25
著者
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