グラフ理論の手法を利用した自由手書き文字切出し
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概要
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接触文字に対する従来の投影解析的切出しは、接触個所が極小点に対応しなかったり、ストローク同士がオーバーハングしている場合には不適切である。他方、英数字で提案されている非投影解析的切出しは、字形の違いから単純に漢字などに適用できない。本研究では、oversegmenting strategyに立脚したpre-segmentationの一手法を提案する。接触パターンをグラフで表現することにより、接触ストロークを真の切断集合の一つと見なす。グラフ理論の手法を利用して切断集合を計算し、接触形状などを考慮した絞込みルールによって接触ストローク候補を決定、パターンを分離する。実験により、本アルゴリズムが、オーバーハングや二重に接触したパターンに対し有効であることを確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-10-12
著者
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