SATDを用いた量子化歪み推定方法に関する一検討(マルチメディアシステムの品質, 一般)
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概要
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動画像の符号化標準規格H.264/MPEG-4 AVC(以下H.264)では、従来の符号化標準規格と比べ、非常に多くの符号化モードを備えている。その中で最適なものを選択することにより、MPEG-2やMPEG-4と比較して約2倍も符号化効率が向上している。H.264に備わる多くの符号化モードから、最適なものを選択する方法として、レート-歪み最適化手法がある。H.264の参照ソフトウェアJMにもこのレート-歪み最適化手法が備わっているが、これを使うと演算コストが大きく増加してしまうという問題がある。レート-歪み最適化手法では、各マクロブロック毎に符号量と歪みを算出し、それをもとにコストを求める。従来から、ブロック毎の符号量を求める方式に関する高速化手法は多く検討されているが、歪みを推定する手法の高速化については殆ど検討されていない。そこで本稿では、SATDの値から量子化歪みを高速に推定する方法について検討を行った。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-09-09
著者
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上倉 一人
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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八島 由幸
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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八島 由幸
日本電信電話(株)nttサイバースペース研究所
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谷田 隆一
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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清水 淳
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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上倉 一人
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
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米原 紀子
NTTソフトウェア株式会社
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清水 淳
Ntt ヒューマンインタフェース研
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清水 淳
日本電信電話株式会社,NTT サイバースペース研究所
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清水 淳
日本電信電話株式会社,NTTメディアインテリジェンス研究所
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清水 淳
日本電信電話NTTメディアインテリジェンス研究所
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