規則的移動刺激に対する視覚的注意特性(「感性情報処理の基礎と応用」並びにヒューマン情報処理一般)(視聴覚情報処理)
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概要
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視覚的注意の移動特性に関する研究では,注意が視野内の二点間を移動する方略について検討するものが多かったが,本研究では,規則的に運動する刺激に対して視覚的注意がどのような特性をもって定位されるかについて3つの実験によって検討した.いずれの実験でも,ターゲットに先立って提示される刺激(先行刺激)が,仮想円上を規則的に移動する刺激事態を用いた.実験Iではターゲットの検出に単純反応時間課題を用い,実験nおよび実験IIIでは弁別反応課題を用いて検討を行った.実験IIでは受動的注意の効果を検討し,実験IIIでは能動的注意の効果を検討した.これらの実験から,先行刺激の移動方向とは逆の方向にターゲットが提示された場合に反応時間が短くなることから,規則的に移動する刺激に対しては,その移動方向に基づいた顕著性の計算が行われることが示された.
- 2003-12-12
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