アルカノイル基を有する高分子強誘電性液晶の合成と特性
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概要
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光学活性アルカノイル基を有する新規の高分子強誘電性液晶を合成した。これらの高分子液晶は、応答速度決定の要因となる自発分極が大きいことが特徴で、特に2つのキラル構造を有するものは500nC/cm^2を越える非常に大きな自発分極を示した。応答速度や熱特性をさらに向上させるため共重合体・組成物について検討した結果、相溶性だけでなく、液晶基の並び方についても制御することが重要であることがわかった。また、高分子液晶組成物を用いたフィルム素子を試作したところ、薄くて軽いだけではなく、耐衝撃性にすぐれた素子であることを確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-20
著者
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