GaAs-pinホトダイオードと強誘電性液晶を用いた空間光変調器とその応用
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概要
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受光素子にGaAs pinホトダイオード,変調材料に強誘電性液晶を用いた空間光変調器GaAs-pin/FLC-SLMを開発した.本素子は可視から近赤外光で書き込み赤外光で透過形読み出すことが可能,強誘電性液晶の使用による高速動作,消去時に消去光不要といった特徴がある.本論文ではまずSLMの構成について触れ,続いて動作モデルを用いて動作原理を説明しスイッチング素子としての実験例について述べる.次に本素子を答用したシステムについて述べる.第1の例は光セルフルーティングクロスバスイッチである.本スイッチは,接続する出力ポートを異なる波長のヘッダ光を付与することにより1.3μmの信号光をスイッチするシステムである.本SLMは光スイッチ部として使用され,2×2規模の場合の本スイッチに関する実験結果についても報告する.第2の応用システムである光並列プロセッサでは本SLMの蓄積形しきい値特性を利用する.この特性を利用すると時系列の並列光入力信号に対して論理演算ができることになる.逐次演算系が従来の構成より非常に容易に構成できることを述べ,原理確認実験結果を加える.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-25
著者
-
北山 研一
Ntt伝送システム研究所
-
橋本 仁
Ntt伝送システム研究所
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石橋 重喜
Ntt境界研
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福田 幸夫
NTT光エレクトロニクス研究所(日本テキサスインスツルメント)
-
石橋 重喜
Ntt境界領域研究所
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