タスク応答時間の予測・制御が可能なタスクスケジューリング方式に関する考察
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概要
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リアルタイムOSにとって、タスク応答時間(タスクの生成から処理完了までの時間)を保証・予測することが重要になっている。代表的な技術として、デッドライン時刻をパラメータとしてタスク応答時間の保証・予測を行うデッドラインスケジューリング方式があるが、係る方式に要するオーバーヘッドが大きいため高スループットが要求されるシステムへの適用には解決すべき課題が多い。そのため、リアルタイム性とともに高スループットが要求される交換システムにおいては文献に挙げるリアルタイム重視型又はスループット重視型のタスクスケジューリング方式が用いられている。本稿では、こうした従来の方式を改良してCPUのリザベーションを行うことにより、タスク応答時間のばらつき(分散)を最小限に抑え、もって各実行レベル毎のタスク応答時間の最悪値(例えば、デッドライン時刻を99.5%で保証するための信頼時間)の予測を高い制度で可能にし、かつ、最悪値の制御をも可能にするタスクスケジューリング方式について提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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