主鎖にオリゴチエニレンユニットを持つケイ素系高分子の可視光伝導性
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概要
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ポリシランに代表されるケイ素系高分子は, 主鎖のσ共役性に起因する1次元半導体としての電子・光物性が注目され, 種々の応用が期待されている。なかでも, ポリシランのホール移動度は炭素系高分子に比較して高く, 電子写真感光体用の電荷輸送材料への展開が研究されてきた。しかし, これはあくまでケイ素系高分子のキャリア輸送能のみに着目したものであり, 光キャリア発生は考えられていない。ケイ素系高分子自体の光伝導性を利用するためには, 従来のポリシランが持つ紫外域のみにある感応波長を可視域まで拡げ, さらにその光キャリア発生効率を向上させる必要がある。ここでは, オリゴチオフェンユニットを主鎖に導入したポリ(ジシラニレンオリゴチエニレン)において, 可視域での光キャリア発生を見出したこと, さらに同ポリマーのホール移動度とフラーレン(C_<60>)ドーピングの効果について報告する。
- 1997-03-06
著者
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柏木 亨
住友電気工業株式会社 大阪研究所
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柏原 秀樹
住友電気工業（株）材料技術研究開発本部
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柏木 亨
住友電気工業(株)大阪研究所
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柿本 正也
住友電気工業(株)大阪研究所
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滝口 敏彦
住友電気工業(株)大阪研究所
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柏原 秀樹
住友電気工業 大阪研
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