移動体通信基地局用高温超伝導受信フィルタ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
最近の移動体通信の普及は目覚ましく, 移動電話の加入者数は96年10月末現在で2,000万台と急激に増加している。またマルチメディア通信では, 大量のデータを伝送する必要性から周波数利用効率が高く高品質な通信が行える高能率移動体通信システムの実現が急務となってきており, 様々な技術開発が各所で精力的に行われている。一方, 高温超伝導体(High-Tc Superconductor, 以下HTSと略す)が発見されて以来, 新規な応用分野が開かれると期待されてきた。中でも高周波分野においては, アンテナ, フィルタ, ミキサなどへのデバイス応用が研究されており実用化も間近いと考えられている。この中で, フィルタについては, HTSを用いれば原理的に高無負荷Q化が可能であり, フィルタの低損失化, あるいは多段化によるシャープスカート化が期待できる。本稿では高温超伝導を用いた移動体通信基地局用受信フィルタの開発動向とそのシステムアプリケーションについて述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
-
岡崎 三也
(株)移動体通信先端技術研究所
-
榊原 伸義
(株)デンソー基礎研究所
-
上野 祥樹
株式会社移動体通信先端技術研究所
-
榊原 伸義
(株)移動体通信先端技術研究所
-
上野 祥樹
(株)移動体通信先端技術研究所
-
青木 賢之
株式会社移動体通信先端技術研究所
-
青木 賢之
(株)移動体通信先端技術研究所
関連論文
- 超伝導フィルターの小型化検討 (特集 R&D--車の未来を拓く基礎技術)
- B-5-36 狭帯域高温超伝導受信フィルタをCDMA基地局受信部へ適用した場合の効果
- B-5-30 低雑音HTSフィルタシステムの雑音指数測定について
- シャープスカートフィルタの使用によるCDMAシステム回線容量の改善効果
- 高温超伝導受信フィルタをCDMA基地局へ適用した場合の効果
- 不要受信波による相互変調歪みの軽減に関する検討
- 隣接通信システムの影響に関する検討
- 陸上移動体通信への高温超伝導フィルタ適用の検討
- 陸上移動体通信における回線容量に関する一検討
- 高温超伝導フィルタを用いた陸上移動体通信システム
- C-2-126 16段狭帯域HTSフィルタ(C-2.マイクロ波B(受動デバイス))
- 264MHz帯高温超伝導集中定数バンドパスフィルタ
- 264MHz帯高温超伝導集中定数バンドパスフィルタ
- MDSを用いた264MHz超電導集中定数BPFの設計
- 264MHz帯超伝導マイクロストリップ形集中定数バンドパスフィルタの設計
- 1.95GHzストリップライン型超伝導バンドパスフィルタの特性
- HTSフィルタ3次相互変調歪が衛星通信に与える影響に関する検討
- 2.6GHzHTSバンドパスフィルタの特性
- HTS平面型フィルタのケースの影響の検討
- 移動体衛星通信におけるRF受信フィルタシャープスカート化による干渉軽減
- 移動体衛星通信におけるRF受信フィルタシャープスカート化による干渉軽減
- B-3-24 マルチトーン入力時の3次相互変調歪レベル測定
- 2GHz帯狭帯域超伝導フィルタ
- 超伝導マイクロストリップ線路端部のデバイス特性に及ぼす影響
- 高温超伝導膜の移動体通信基地局用フィルタへの応用
- 移動体通信基地局用高温超伝導受信フィルタ
- 移動体通信基地局用高温超伝導受信フィルタ
- 移動体通信基地局用高温超伝導受信フィルタ
- 無線通信システムにおける高温超伝導フィルタの干渉軽減効果検証
- 無線通信システムにおける高温超伝導フィルタの干渉軽減効果検証
- 超伝導フィルタの実用化
- マルチトーン入力時の3次相互変調歪レベル測定
- マルチトーン入力時の3次相互変調歪レベル : フィルタシャープスカート効果
- 高温超伝導フィルタ受信システムの製作
- 冷却した低雑音増幅器のダイナミックレンジ特性
- マルチトーン入力時の3次相互変調歪レベル
- 衛星通信における高温超伝導フィルタの特性
- 高温超伝導フィルタを用いた移動体衛星通信受信システム
- 高温超伝導フィルタを用いた移動体衛星通信受信システム : フィルタシャープカット効果
- 高温超伝導フィルタを用いた移動体衛星通信受信システム
- 準マイクロ波帯の雑音について
- 移動体衛星通信に関わる人工雑音の分布
- サマリー・アブストラクト
- 小型冷凍機の移動体通信への応用
- 超伝導フィルターの小型化検討