心電図に現れる心臓内刺激面積変化情報

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概要

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心臓内の刺激を観測する手段として心電図がある。心電図は、胴体形状や、体内の導電率分布によって、まったく同じ電気現象を発生する心臓であっても、胴体上での電位の値や分布の仕方に個体間で相違を生じる。そこで、心電図で観測される内容から、個体間に依存しない心臓の活動に直接関わった情報を探求し、その定量的評価をすることとした。心電図上に現れる情報において、心臓内の刺激面積の時間的変化量は、胴体形状や体内の導電率分布に依存せず、心臓の電気的活動に直接関わった内容の一つである。また、この量は、心筋梗塞の障害程度の定量的な評価として利用もできると考える。ここでは、この心臓内の刺激面積の時間的変化量の抽出方法の提案及び、その妥当性の評価、そして生理的現象との対応についての検討を行ったので報告する。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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