B-6-70 バグの影響範囲とプログラムの複雑度との相関

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概要

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オブジェクト指向言語は従来の手続き指向言語における「モジュール」の考え方をさらに発展させた「クラス」の概念を持つ。これによりデータ追加(変更)時の影響は手続き指向言語での場合と比べ小さいと考えられる。これはクラスの「継承」機能がデータ変更の繁雑さをカバーするためである。従って、オブジェクト指向言語で作成されたソフトウェアで発生するバグは、その構造上発生したクラスに閉じるのが理想であるが、実際は一つのバグの除去に複数のソースファイルが修正されることが多い。これをバグの影響範囲と仮定し、オブジェクト指向言語で作成された交換ソフトウェアに対し、その影響範囲を調査する。また、ソフトウェアの品質測定に有効とされるメトリクスを用いてバグとの相関についても併せて検討する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-03-08

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