設計青報の階層化に基づいた試験手順情報の生成

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概要

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ソフトウェア開発作業工程に関しては、設計書からソースプログラムを作成し、下流の開発フェーズで生じた修正もトップダウン的に設計書を修正しソースプログラムをエディットするのが理想である。しかし、現実にはソースプログラムを変更し、あとから設計書を修正する場合も多く、修正洩れもまぬがれない。ソースプログラムと設計書間の不一致は、試験においても作業に支障をきたす。一方、通信ソフトウェア開発では、仕様レベルの記述方法としてメッセージシーケンスチャート(MSC)や状態遷移図(SDL)が検討されてきている。これらMSC、SDLの適用はドキュメントの理解性の他に、形式記述なのでソフトウェア開発の支援が行いやすいという利点をもつ。本稿では、設計情報を階層化し、形式記述方法を適用することによってソースにプログラムにほどこされた仕様レベルの追加変更から試験情報を生成させる一手法について報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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