ファジー処理によるDGPSの測位精度の改善
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概要
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航空機の精密進入にデイファレンシャルGPS(DGPS)を利用するためには, 進入カテゴリー(I, II, III)に応じて測位精度をそれぞれ, ±12m, ±4.5m, ±1.5m(垂直精度, 2σ) に上げる必要がある. C/Aコードを利用するDGPSは, 搬送波を利用するRTK(Real Time Kinematic)に比較して, システムのロバストネスの観点から有利であると考えられる. しかし, 従来のDGPSではカテゴリーII, IIIの精度の要求を満足するのは難しい. そこで, 精度の改善を目的としてDGPSの測位にファジー処理を適用した. このファジー処理による測位結果を従来方式と比較するため飛行実験を実施し, 検討したので報告する.
- 1997-03-06
著者
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