立体ハイビジョン撮像におけるズーム機構の開発

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概要

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これまで立体ハイビジョンの撮影においては、運用性、画質などの面から固定焦点レンズを用いてきたが、立体におけるズーム効果は、今後の重要な研究課題であると同時に、立体ズームレンズの開発は番組制作における運用性の改善にもつながると考えられる。しかし、通常のズームレンズでは、左右のズームレンズが独立に動作し、ズーム操作時に、レンズ焦点距離の違いや、光軸変動が生じる。これらは左右画像間で、大きさのずれ、垂直のずれ、水平のずれといった幾何学的歪みをもたらす。今回、左右カメラのイメージサイズが揃っているCCDカメラを対象に、左右ズームレンズを同時に制御すると同時に、光軸の補正機構を設け、立体撮像におけるズーム機構を開発したので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-03-06

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