時空間Hough変換を用いた航跡検出の特性評価

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概要

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レーダ検出においては、低SNRにおけるターゲットの検出・追尾の実現が望まれている。これに向けて、従来のスレッショルド検出方式で利用する1スキャンからの情報のみならず、複数スキャンからの情報を統合して利用する手法が検討されている。このような手法の一つに、時間の冗長性を積極的に利用した手法である「時空間Hough変換」がある。本稿では、「時空間Hough変換」において、これまで考慮されていなかった量子化誤差の影響について検討を行い、量子化誤差を考慮した時空間Hough変換のアルゴリズムを述べる。本アルゴリズムを用いてシミュレーションを行い、検出確率・誤警報確率についての検討を行った。その結果、時空間Hough変換を用いることで、従来のスレッショルド検出方式よりもレーダの性能向上が可能となる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-04-17

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