「能」映像における表現技法
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概要
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近年のコンテンツ作成技術の発展は多様な表現を持つコンテンツの作成を可能にし、また、通信手段の多様化や今後の放送チャンネルの拡大等に伴い、コンテンツを容易に短期間に作成する必要が高まりつつある。我々は、コンテンツ作成支援のための個々のツールを統合制御し各ツール利用する専門知識が十分でなくても、容易に利用できる枠組みとしてCOMICS(Computer Organized Media Integration & Ccmmunication System)を提案している。本システムではコンテンツ作成のための表現方法が重要となる。そこで先ず、完成された映像の表現技法の検討を開始した。 本稿では教材が容易に入手可能であり、完成映像が豊富にあるので、扱い易い「能」映像における表現技法の解析を試みた。「能」に限らず完成された映像には、種々の映像表現技法があるが、今回は、特にカメラワークに絞ってプロの技法を研究しアマチュアが作成した正面から撮影しただけの映像を、特殊効果装置を使って、プロのカメラワークと同じになるよう映像を加工する事により、カメラワークの違いによる映像印象の影響を検討した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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