マルチパスフェージングの空間相関特性を考慮したMIMOチャネルの最大固有値分布特性(移動通信ワークショップ : 次世代ブロードバンド無線通信の実現に向けて)

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概要

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マルチパスフェージング環境下でのMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)チャネルによる情報伝送特性の検討においては、フェージングの空間相関を考慮した解析が必要になる。この解析はSIMO(Single-Input Multiple-Output)チャネルにおけるスペースダイバーシチの解析に共通するものが多い。本稿では、典型的な移動通信環境を想定し、マルチパスフェージングの空間相関特性を考慮したMIMOチャネルの相関行列の固有値分布特性をシミュレーションにより調べ、それに基づき、相関行列の最大固有値の確率分布を精度よく求める簡易な方法を提案する。また、MIMOの情報伝送能力を把握するため、提案式を使って、空間相関の伝送容量への影響を調べる。最後に相関を考慮したディジタル伝送特性(BERとCNRの関係)を明らかにする。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-02-27

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