光ループ回路による広帯域光周波数掃引技術の開発
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概要
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光ループ回路内に光ファイバアンプとAO周波数シフタを挿入して周回するパルス光の光周波数を掃引する技術は、周波数を正確な間隔でステップ状に変化できることから、光周波数多重通信(FEM)への応用として最近注目されている。しかし周回を重ねるにつれ、パルス光の波形劣化が増大する。さらに、光ファイバアンプの自然放出光(ASE)の増加により光周波数掃引幅が制限され、広帯域化への問題となっている。本報告は、波形劣化の防止として波長の異なるパルス光(ダミー光)を導入し、AO周波数シフタのシフト周波数を上げることにより、広帯域の周波数掃引を実現したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
-
佐藤 直人
安藤電気(株)
-
野極 誠二
横河電機株式会社通信プロジェクトセンター
-
野極 誠二
安藤電気(株)
-
高津 辰彦
安藤電気(株)
-
野極 誠二
横河電機(株)r & D通信プロジェクトセンター
-
野極 誠二
株式会社テラテック 第3研究部
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