線形インダクタおよび線形キャパシタにより構成される交流安定化電源
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概要
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交流安定化電源としては,鉄共振回路などが広く知られている.鉄共振回路は,可飽和磁心またはスイッチ素子による磁気飽和模擬回路で出力電圧を制御する.しかし,非線形素子を用いるため,出力波形は大きく歪む.そこで本稿では,線形インダクタLおよび線形キャパシタCを使うことによって,出力電圧波形の歪み発生を原理的に除去した交流安定化電源を提案する.出力電圧制御はインダクタンスまたは静電容量のいずれか一方を変化させることで行える.今回は,負荷短絡電流を設定する必要からインダクタンスを固定し,静電容量を可変とした.例えば,Cにブリッジ接続した可変容量素子を用いると,Cを近似的に線形素子と見なすことができる.
- 1995-03-27
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