発振周波数を補償した電流帰還型マルチバイブレータ
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概要
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プッシュプル自励型の磁気マルチバイブレータは数kW程度以下の電子機器用電源として広く使われている.特に電流帰還型磁気マルチバイブレータは,コレクタ電流とベース電流との比を一定に保つため少数キャリア蓄積時間の影響をほとんど受けないことから,高効率であり高周波動作にも適する.しかし,発振周波数がシリコンpn接合電圧で決まるため,負荷電流が変化すると発振周波数が変動する.そこで,本論文では,発振周波数補償回路付きの新しい磁気マルチバイブレータを提案する.補償のための条件は,接合電圧の温度依存性を考慮して解析される.計算値は実験値と良好な一致を示すことを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-21
著者
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