二偏波レーダ観測における三つの降雨強度推定法の誤差評価

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概要

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通信総合研究所では、水平(H)および垂直(V)偏波の散乱波を同時に観測できる機能を備えた14GHz二偏波降雨レーダを用いた降雨観測の高精度化の研究を行っている。ところでレーダ信号は、雨滴のインコヒーレント散乱のためにパルス毎に変動している。したがって、有意な観測を行うためには平均化により、平均受信電力を正確に求める必要がある。しかし、実際には平均受信電力は有限個のサンプルから求められるので、必ず誤差を伴い、推定された降雨強度にも誤差を生じる。本研究では、三つの方法により推定された降雨強度の誤差と平均化のためのサンプル数の関係を、計算機シミュレーションにより求めた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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