ロバスト推定法を用いた目標運動解析
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概要
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目標運動解析は、航走体に取り付けたセンサを用いて、移動目標から放射される信号の方位または方位と周波数を観測し、これら雑音に乱された観測量から、目標が等速直線運動を行うと仮定して、その位置と速度を推定する問題である。通常観測雑音はガウス分布に従うと仮定され、最尤推定法(バッチ処理)や拡張カルマンフィルタ法(オンライン処理)が用いられている。しかし実際の環境下では、雑音レベルや信号の伝搬環境等の影響により、ガウス性の雑音分布から逸脱した観測値が入力されることがあり、解析精度が著しく劣化したり、発散したりする問題が生じていた。本稿では、目標運動解析において、雑音分術にガウス性を仮定しないロバスト推定法の適用を試み、非ガウス性の雑音データに対して優れた特性を持つことを示す。
- 1996-03-11
著者
-
尾崎 俊二
沖電気工業(株)システムソリューションカンパニー
-
藤本 治
沖電気工業(株)研究開発本部 電子通信システム研究所
-
沖田 芳雄
沖電気工業(株)研究開発本部 電子通信システム研究所
-
沖田 芳雄
沖電気工業
-
沖田 芳雄
Oki Electric Industry Co. Ltd.
-
尾崎 俊二
沖電気工業
-
尾崎 俊二
沖電気工業(株)研究開発本部電子通信システム研究所
-
尾崎 俊二
沖電気工業(株)総合システム研究所
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