ニューロンの情報符号化に関する仮説とその解析方法の提案
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概要
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ニューロンはスパイク列によって情報の伝達をおこなっている.従来から知られるrate codingという考え方では, ニューロンは入力の大きさに応じて発火率を比例変化させるという方法で情報の符号化をおこなっているといわれているが, rate codingは入力周波数が発火率よりも低い場合のみを対象としている[1].本研究ではHodgkin-Huxley modelを用いて入力周波数が発火率よりも高い場合についても入力強度と発火率が比例関係にあるかどうかを調べた.発火率から入力周波数を復号し評価するにあたってはFrequencygramという解析方法を用いた.Frequencygramとは, あるトリガーとなる時刻の前後での瞬時発火率を描画するための方法であり, 本研究では入力周期をトリガーとして用いた.その結果, 高周波数入力時においても入力電流と発火率の間に比例関係があることが明らかになった.このことは, ニューロンが発火率よりもはるかに速い入力の変動をスパイク列に符号化できるということを示している.
- 2005-03-23
著者
-
富田 豊
慶應義塾大学理工学部
-
正門 由久
慶應義塾大学病院リハビリテーション科
-
牛場 潤一
慶應義塾大学理工学部
-
富田 豊
慶應義塾大学理工学部生命情報学科
-
富田 豊
慶應義塾大学
-
牛場 潤一
慶応義塾大学 月が瀬リハビリテーションセンター
-
牛場 潤一
慶応義塾大学 理工学部生命情報学科
-
正門 由久
慶応義塾大学 医学部リハビリテーション医学教室
-
正門 由久
慶応義塾大学 理工学部生命情報学科
-
富田 豊
慶応大学理工学部
-
高橋 裕司
慶應義塾大学理工学部生命情報学科
-
富田 豊
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科
-
正門 由久
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
-
牛場 潤一
慶應義塾大学 理工学部
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