Basin目的関数法 : 設計性能を満たす解を探す
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概要
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新しい最適化手法,Basin目的関数法を提案する.この方法では,まず,与えられた目的関数をすり鉢状の目的関数に変換する.この新しい目的関数を用いることで,探索領域内のどの点から出発しても要求性能を満たす解に必ず到達できる.そのため欲しい解の有無が判定でき,システム設計上都合が良い.局所解に捕捉されないので,大域的最適解の探索にも利用できる.簡単なシュミレーションを行い,共役勾配法,モンテカルロ法と比較したところ,Basin目的関数法は,探索成功率と収束の速さで優れていることがわかった.今回示した変換手段は十分とはいえないが,この方法が実用化すれば,最適化に要する試行錯誤を大幅に低減できる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-28
著者
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