物理的に実現可能なシステムを得るには : 非平衡統計力学に基づくシステム同定(第5回『非平衡系の統計物理』シンポジウム)
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概要
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細胞など微細で込み入ったシステムの構造を理解するには,単純な原理から演繹するのでなく,むしろシステムの振る舞いからその構造を同定するという方法が妥当である.以下では非平衡統計力学の枠組みを借りて,生命という微小で創発的なシステムの構造を固定する手段を提案する.この方法は,密度ρを介して実測可能な物理量が得られるので,我々がモデル化するシステムが自然界で生じうるか,生じさせうるかを判断することにも役立つ.この枠組みは,生命以外の込み入った系にも適用できる.
- 物性研究刊行会の論文
- 1999-02-20
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