ΔΣ変調に基づくパルスニューロンにおける疑似シグモイド関数の実現

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概要

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筆者らは、以前、ΔΣ変調の枠組の中で積和演算を実現するΔΣ変調に基づくパルスニューラルネットワーク(DSM-PNN)を提案した。本稿では、ハードウェア実装を考慮したDSM-PNNにおける疑似シグモイド関数の実現法を提案する。提案手法は、1次のΔΣ変調器の構成に一様乱数発生回路と閾値関数を追加するのみで実現でき、ΔΣ変調の信号処理形態の枠組の中で疑似シグモイド関数を実現できる。また、一様乱数発生回路の数値幅を変更することにより、疑似シグモイド関数の傾きを容易に変更できる。本稿では、BP学習則を組み込んだDSM-PNNのシミュレーションを行なった。シミュレーションの結果、複数の曲面の学習に成功した。
2003-03-10

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