3-3 教育(<特集> 情報ハイウェイの展開と利用)
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概要
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教育活動は,本質的に人間の根本的な側面を含んでいるが,情報ハイウェイは教育の環境に対して大きなインパクトを与える可能性がある.従来の物理的に同一場所にある教室でなく,ネットワーク上で結合した遠隔地の教室を使った遠隔教育は一つの良い例として考えられる.そこでは,マルチメディア化した端末,情報共有空間を実現する大型ディスプレイ,双方向通信を実現する教育ソフトウェアなどを用いた教育/学習が行える.また,情報ハイウェイを利用すれば,教育の現場で利用できるさまざまな情報ベースや実際の世界の実時間の情報に遠隔教室からアクセスでき,更に生きた情報が得られ,教育効果が向上する.情報への自由なアクセス,情報発信を強く促すマルチメディアの双方向通信は,従来の教育でややもすると欠けていたと思われる創造性に富んだ教育を支援する環境を実現できる可能性ももっており,次世紀での有効な情報ハイウェイの利用として発展していくことができる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-04-25
著者
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