味覚の工学的表現 (<特集> 感覚と運動 2. 感覚と運動の工学的表現 2-2)
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概要
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最近,脂質膜を用いた味覚センサが開発された.味覚センサはどれくらい酸っぱいとか苦いとかいった人の味覚そのものを表現でき,味の定量化も行える.味覚センサはその感度,耐久性,再現性共に人の舌を超えている.味覚センサ開発はこれまで主観的要素が強かった味の世界に,定量的物差しを導入し,新しい味の文化の創造を可能ならしめようとしている.この成功は,今後の多機能インテリジェントセンサ技術開発の大きな第一歩として位置づけられる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-25
著者
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