位相共役超音波画像装置を用いた生体試料観察

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概要

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非線形圧電性を利用した超音波の位相共役素子を備えたCモード透過型画像装置を用いて, 生体試料(豚肉)の画像化を行い, 通常のCモード画像との比較を行った。位相共役波を用いた画像では豚肉中の加熱硬化させた部分, 豚肉の表面に付着させた金属など, 音響インピーダンスの異なる部分がコントラスト良く画像化された。また, それらの形状は, 従来画像では豚肉中の音速不均一性により歪んで画像化されたが, 位相共役波は実物に近い形で画像化された。また, 生体に近い音速を持つモデル試料を寒天で作製し, 表面凹凸や不連続部がどのように画像化されるか検討した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-07-21

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