温泉での健康教育の効果の事例対照研究 : プログラムに基づいた運動浴教室長期参加者における検討(<特集>教育とコミュニケーション技術・システム/一般)

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概要

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週1回45分間の温泉運動浴コ=スを3年以上にわたって出席率70%以上で継続していた70歳以上の女性の群と性別・年齢をマッチさせて、70%以上の出席率に達しなかった群、ならびに温泉運動浴コースを経験していない群を選び健診を行い比較した。検査項目として肥満度(BMI)、血圧、%肺活量、一秒率、握力、10m全力歩行、開眼片足立ち時間、重心動揺(総軌跡長、外周面積、単面軌長)、躯幹屈距離、脚踏み出し距離、踵骨密度を比較したところ、BMI,収縮期血圧、%肺活量、10m全力歩行が、それぞれ独立に統計的に有意であった。以上の結果は、温泉利用の慢性・長期効果として、筋骨格系、特に骨格筋量を維持しつつ、血圧の上昇を抑え、運動能力、特に脚運動能の優位性をもたらすものと推測された。
2004-11-13

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