交流入力電圧ワイドレンジ対応多重共振形コンバータ (3)(回路技術関連, 一般)

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概要

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筆者らは先に、1次側にハーフブリッジ電流共振形コンバータと部分電圧共振を組み合わせた複合共振形コンバータに、2次側に電流共振を付加し、コンバータトランスをさらに疎結合(k≒0.65)とした、新方式の多重共振形コンバータの実験結果について報告した。本論文では、多重共振形コンバータの大容量化のため、AC入力整流を倍圧・全波の自動切替とし、1次側直列共振周波数を上昇させ電力変換効率を改善し、最大出力電力300Wに対応させた。さらに、多重共振形コンバータに電力回生回路を結合させることで力率改善が実現でき、入力のワイドレンジに対応したワンコンバータ力率改善電源を開発した。実験では、出力300WにてAC100V入力時の力率が0.85、変換効率が93.0%、AC230V入力時の力率が0.79、変換効率が95.1%を達成した。
2005-02-01

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