交流入力電圧ワイドレンジ対応多重共振形コンバータ(2)(制御技術関連)

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概要

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筆者らは先に、1次側にハーフブリッジ電流共振形コンバータと部分電圧共振を組み合わせた複合共振形コンバータに、2次側に電流共振を付加し、コンバータトランスをさらに疎結合(k≒0.65)とした、新方式の多重共振形コンバータの実験結果について報告した。本論文では、多重共振形コンバータの動作解析を行い、複合共振形コンバータに対し1次側の共振電流が抑制でき、電力変換効率が改善できることを示す。さらに、多重共振形コンバータに電圧帰還と電力回生回路を結合させることで力率改善が実現でき、入力のワイドレンジに対応したワンコンバータカ率改善電源を開発した。実験では、出力150WにてACI00V入力時の力率が0.925、変換効率が89.6%、AC230V入力時の力率が0.8、変換効率が90.0%を達成した。
2004-10-29

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