異なる演算語長を持つ処理に対する演算器の選択法

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概要

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一つの処理中に係数語長の異なる定数乗算がある場合、一般的には係数語長の最大長と等しい演算語長の乗算器を共有して、乗算を実現する。しかし、このような乗算器の選択には無駄があり、コストの増加をまねくおそれがある。一方、各係数語長ごとに乗算器を用意しても、必ずしもコスト削減には結び付かない可能性がある。本報告では、このような異なる語長の乗算を考慮した演算器選択法を提案する。ここでは、我々が先に提案したソフトウェア・パイプライニングに基づく演算器構成法を、異なる語長の乗算に対する演算器の選択を考慮して、拡張する。本提案法では、異なる語長の乗算を別の種類の演算とみなし、それらに対して乗算器を共有して割り当てることでコストの削減をはかる。最後に、DCTを例に実験を行ない、本提案法がコストを改善していることを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-06-24

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