ミノルスキー系における初期関数問題について
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概要
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遅延時間を含む非線形徴分差分方程式で表わされるミノルスキー系のダイナミックスは系の現在の状態だけではなく, 過去の時間における系の状態にも依存する. 初期条件は初期関数として与えられ, ミノルスキー系は無限次元を持つ系と考えられる. このため, 引力圏境界問題を含め, 系の一般的解析は困難である. 本報告では二種類の定常状態が生じるように系のパラメータを設定し, 初期関数として定数, ランプ関数および正弦波関数を用いたとき, 系にいずれの定常状態が生じるかを問題として行った実験結果を述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-27
著者
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