低密度パリティ検査符号の有歪み圧縮への応用

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概要

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低密度パリティ検査符号の復号に, Bp(Belief Popagation)アルゴリズムに基づく繰り返し復号法を適用することにより高性能な誤り訂正を行うことができ注目を集めている. 本稿では, その低密度パリティ検査符号とBP復号アルゴリズムを2値情報源の有歪み圧縮符号化に応用することを考え, その具体的な符号化法を示すとともにそのシミュレーション結果を示す. BPアルゴリズムを直接有歪み圧縮の符号化に用いた場合, 誤り訂正符号の誤り検出に相当した判定が多数生じて平均歪みを悪化させる. 本稿では, この悪化を防ぐ改良アルゴリズムを提案するとともに, 同じ符号語長でレートの異なる複数の符号を構成する方法を提案する. また, シミュレーション結果により, これらの符号が, 短い符号語長においても比較的レート歪み関数に近い性能を達成できることを示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-03-16

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