最良符号の構成法に関する一考察
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概要
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線形符号は,符号長n,情報点数k,最小距離d_min>により表される.ここで最小距離d_min>は,符号の誤り訂正能力を決定づける重要なパラメータである.この最小距離が大きいほど,誤り訂正能力は高く,同じ符号長,情報点数で最小距離が大きい符号(最良符号)を構成することは,符号理論の基本的かつ重要な問題となっている.本稿では,最良符号の構成法を提案し,実際にいくつかの最良符号を構成する.特に新たに導出された(36,14,11),(56,17,17),(89,24,25),(127,30,37)の各符号は従来知られていない最良符号であり,本稿で提案する構成法の有効性が確認される.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-16
著者
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