標本化定理の抽象化
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概要
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Shannonの標本化定理として知られている補間の成立する原理を探り, 標本化定理の一つの抽象化を試みる. 二乗可積分関数空間H &colone L^2(R)の適当な閉部分空間H_o⊂Hを信号空間とし, 周波数の概念や帯域制限の仮定を用いずにリース基底としての標本化関数列{S_n}⊂H_oが一意に存在して, 標本化定理が成立する必要十分条件を与えているのが主結果である. さらに, その結果にもとずき標本関数の性質, 一般化周波数領域, また信号空間における基底の変換による標本化関数列の導出の一般論を議論し, 不当間隔標本化定理, スプライン信号空間における標本化定理など, 今までに知られているいくつかを例として位置ずけている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-01-24
著者
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