コンテンツ配信ネットワークの高度化に関する検討
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概要
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本稿では,ストリーム系配信を前提に"ストリームサービスグレード"というサービス概念を新たに導入し,CDN(Content Delivery Network)の一層の経済化を図る方式を提案する.具体的には,ストリームサービスグレードとして,ストリームの通信レートを保証するグレード(保証グレード)とネットワーク状態に応じて通信レートが変動するグレード(非保証グレード)を定義する.ここで,例えば視聴品質を推定することにより輻輳検知した時には,非保障グレードの通信レートを削減し,保証グレードの品質を確保する.これにより,固定通信レートを前提に輻輳が発生しないような収容設計を行う従来システムに比較し,より大きな共用効果が期待でき,経済的にCDNを提供可能となることを明らかにしている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-08
著者
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栗林 伸一
日本電信電話株式会社ntt情報流通プラットフォーム研究所
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廣瀬 洋一
日本電信電話株式会社ntt情報流通プラットフォーム研究所
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渡瀬 順平
日本電信電話株式会社NTT情報流通プラットフォーム研究所
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渡瀬 順平
NTT情報流通プラットフォーム研究所
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伊達 新哉
日本電信電話株式会社NTT情報流通プラットフォーム研究所
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渡瀬 順平
Ntt 情報流通プラットフォーム研
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