移動通信網へのATM技術の適用 : 低速度音声ATM伝送の技術課題
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概要
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近年の移動通信における加入者数の増加はめざましく、移動通信網は多量なトラヒックを経済的かつ効率的に収容する必要がある。ー般に移動通信網では、無線区間での周波数有効利用のために低速度音声が主要なトラヒックを占めており、また移動機の省電力化のため無音圧縮が適用されている。一方で、次世代の移動通信システムでは本格的なモバイルマルチメディア通信の実現が一つのターゲットであり、サービス速度として超低速から高速にわたる広範囲な広がりが想定される。こうした背景において次世代移動通信においては多元トラヒックに柔軟に対応する伝達、交換方式が必要となり、一元的に伝送し統計多重効果を得られるATM技術の適用が有効となる。 本稿では移動通信網からのATM技術への要求条件を明確にし、適用について有線区間と無線区間への2形態を示す。さらに、有線区間への適用形態である移動ATMに焦点を絞り、移動通信用低速度音声を低遅延かつ高伝達効率でATM伝送するレイヤドセルを紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-19
著者
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