輻輳状態依存型通信価格の適用効果
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概要
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網オペレーション技術の高度化や網及び通信端末の高機能化等を背景として、筆者らは、状態依存型価格を提案し、その適用について検討してきた。状態依存型価格とは、呼の到着及び開放により変化する交換回線網の使用状況に応じて決定される通信価格である。決定された価格は実時間でユーザに通知され、通知確認後その価格での課金が行われる。本稿では、網内の回線使用状況を効果的に表すパラメータとして最繁回線の使用状況を用いることとし、輻輳状態にある回線に着目した状態依存型価格の決定手法を提案する。数値例を用いて、提案手法の適用により、サービス品質及び網全体の設備使用効率が向上し、更に通信需要の変動が網に与える影響も緩和されることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-10-17
著者
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