JPEG2000に基づく静止画像の情報半開示方式

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概要

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ディジタル画像は, 品質の劣化を伴うことなく, コピーやネットワークを用いた転送を行うことができ, 不正コピーの氾濫などから, その著作権保護が課題となっている.著作権保護に対しては, 電子透かしや暗号化などの対策が考えられるが, 本報告では, 画像を暗号化によってスクランブルする情報半開示方式について議論する.従来の情報半開示方式は, JPEGに基づいた方式であり, スクランブル後のデータ量が増加するという問題点が存在する.そこで, 本報告では, 次世代の静止画像符号化標準である, JPEG2000に情報半開示方式を適用する方法を提案する.これまで, JPEG2000に基づく方式は発表されておらず, また, 提案法は, 従来法の問題を解決するものである.最後にシミュレーションによって提案法の有効性を確認する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-10-16

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