2重刺激連続品質尺度法による主観評価結果の処理方法の検討 : 新しいimps処理方法の提案
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概要
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符号化された動画像を対象として、DSCQS法及びSSQS法による絶対評価の比較検討を行った。その結果、DSCQS法による評点分布はSSQS法によるよりも原画像に対して0.65〜0.94ランク低くなった。また、分散分析を使い軽微な劣化の検出力を比較したところ、SSQS法の方が検出力が高くなる可能性があることがわかった。更に、ITU-R勧告500-5で推奨されているimps処理を施し、2つの評価試験結果を比較したところ、DSCQS法によるimps表現に矛盾が生じることがわかった。また、正規された原画像の評点が1より小さい場合、従来の残差劣化補正には問題があり、これを改善するため感覚領域でimpsを求める方法を新たに考案し、有効性を確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-25
著者
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