フォールトトレラントコンピュータにおける誤り検出カバレジに着目した高信頼化アプローチ
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概要
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本論文ではフォールトトレラントシステムの信頼性を阻害する要因となるシステムの犯す誤りとして,Error of CommissionとError of Omission とがあることを示し,その原因として誤り検出カバレッジの不完全性を挙げた.これらの誤りによりシステムの安全性やアベイラビリティ,信頼度が損なわれたりする。これらの誤りを防ぐために,次の2つのアプローチを提案し,その効果を示した. (a)誤り検出カバレッジの不完全性の許容: SNV方式 (b)誤り検出カバレッジの向上: セルフチェッキング比較器,最適時間ダイバーシティ
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-06-25
著者
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