エスパアンテナによるスポットヌル形成の可能性
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概要
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エスパアンテナは受信系統が1系統のみであるにも関わらず、DBFアダプティブアレーと同様にマルチパスに対して最大比合成の動作が可能であることを示す。到来波間の空間相関係数をエスパアンテナの素子間結合を含めた形式で表現し、屋内閉空間の一区域における空間相関の分布を反射パス数に対応させて表示する。空間相関が低い地点での適応制御により所望波に関しては同相合成、干渉波に関しては逆相相殺して出力SINRは15dBを超える。最後に、無相関な2干渉波が到来する環境においても、それぞれの干渉波と所望波との空間相関が低い地点では、7素子エスパアンテナが2干渉波を抑圧して所望波を分離できることを示す。
- 2002-05-10
著者
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大平 孝
Atr適応コミュニケーション研究所
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平田 明史
ATR適応コミュニケーション研究所
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橋口 正哉
ATR適応コミュニケーション研究所
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橋口 正哉
株式会社国際電気通信基礎技術研究所適応コミュニケーション研究所
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飯草 恭一
ATR適応コミュニケーション研究所
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大平 孝
Atr適応コミュニケーション研
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程 俊
株式会社国際電気通信基礎技術研究所適応コミュニケーション研究所
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程 俊
Atr環境適応通信研究所
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程 俊
ATR適応コミュニケーション研究所
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