周波数領域を用いたアナログ信号の復調
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概要
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短時間FFT/IFFTを用いたAM及びFM信号の新しい復調方法を提案する.AM及びFM信号の搬送波成分は周波数領域でピークとその周辺の複数の離散値として求められる.AM信号の場合は複素化した信号と複素搬送波成分を周波数領域でコンボリューションすることによって復調する方法を提案した.FM信号の場合は, 時間領域の複素FM信号をq(t)とすれば, 復調信号は[dq(t)/dt]/q(t)によって得られることを示し, q(t)は正の周波数領域をIFFTすることによって得られ, dq(t)/dtは正の周波数領域でjωをかけIFFTすることによって得られることを述べた.入力信号である非周期の離散信号を切り取ってFFT/IFFTする際に生じる端効果はOverlap and Saveを前, 後端に適用することによって抑えることができることを示した.周波数領域で復調することにより, PLLの引き込み範囲の制限無しに復調することが可能になることを述べた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-11-30
著者
-
杉山 克己
静岡大学大学院電子科学研究科
-
江上 俊一郎
静岡大学大学院電子科学研究科
-
渡邉 恒哉
静岡大学電子科学研究科
-
杉山 克巳
静岡大学大学院 電子科学研究科
-
江上 俊一郎
静岡大学工学部
-
江上 俊一郎
静岡大学大学院理工学研究科
-
渡邉 恒哉
静岡大学大学院 電子科学研究科
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