波形整形を用いたクロック再生方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本文では、DSP(Digital Signal Processer)を用いたPSK復調用クロック再生方式の提案を行う。本提案方式は、同期検波後ディジタル化された受信信号を波形整形し、その信号の零クロス時刻から得られるクロック誤差量をフィルタリングすることによってクロック補正を行なう方式である。ここで行われている波形整形は4サンプル/シンボルでディジタル化された受信信号の振幅を3サンプル単位で移動平均し、その値が正ならば「1」負ならば「-1」とする方法である。またシュミレーションの結果C/N=0dB時のクロック補正時間は10シンボル以内であり、タイミングジッタ量は1シンボル時間の10パーセント以下であった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-18
著者
関連論文
- 移動体衛星通信用DSPによるディジタル復調器の開発
- 波形整形を用いたクロック再生方式
- カルマンフィルタを用いた信号検出の方法
- カルマンフィルタの移動体通信用ディジタル復調器への適用
- 移動体衛星通信用アンテナの自動追尾方式(アレーアンテナを用いた位相比較法による自動追尾の実現)