ETS-VI/NASA-UARS衛星間通信実験におけるドップラ補償
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概要
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平成6年8月28日に打ち上げられたわが国初のデータ中継衛星である技術試験衛星VI型「きく6号」(ETS-VI)を用いた各種の衛星間通信実験が現在行われている。またこれら衛星間通信実験の一環として、衛星の国際的な相互運用の検証を目的としたNASAユーザ宇宙機(UARS)との通信実験が「きく6号」を用いて行われた。衛星間通信リンクの確立のためには各リンクの周波数を受信機のプルインレンジ内に制御する必要があり、各衛星のダイナミクスによって生じるドップラ効果を考慮した周波数制御(ドップラ補償)が要求される。本稿では「きく6号」を用いた衛星間通信実験で採用しているドップラ補償技術について報告を行う。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-20
著者
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白倉 政志
宇宙開発事業団
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篠原 幸一
宇宙開発事業団
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中原 智勇
NEC東芝スペースシステム(株)
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篠原 幸一
宇宙航空研究開発機構宇宙輸送ミッション本部統合追跡ネットワーク技術部
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國安 省史
(株)東芝 小向工場
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大島 浩
(株)東芝 小向工場
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中原 智勇
(株)東芝 小向工場
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國安 省史
東芝 小向工場
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